寺本 純

ボツリヌス治療ブログ

各種の関節痛のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

各種の関節の痛みに対してボツリヌス剤が有用であると米国で報告され、広範に普及したわけではありませんが、現実的には臨床現場ではよく使用されていると聞きます。Mahowaldら1)は、肩関節周囲炎(五十肩)と膝関節炎についての成績を報告している...
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CRPS (複合性局所疼痛症候群)のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

古くはカウザルギーと呼ばれていたが、交感神経の関与が予測されたことから、RSD(反射性交感神経性萎縮症) と呼称されていた。1994年に国際疼痛学会によってCRPSと命名されました。1型と2 型に分けられており、1 型は神経損傷がないもの、...
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足底筋膜炎のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

中年の男性に多い症状ですが、足底に反復加重が加わりやすいマラソン選手などでの発症が多いことも知られています。踵骨から前方の足趾に広がる膜様の腱組織の障害によって生じます。症状は踵の内側に生じる痛みで、前方へも広がることがあります。特に起床後...
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梨状筋症候群(座骨神経痛)のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

座骨神経痛は有名な症状で、お尻の部分から大腿後面、さらに症状が強いと下肢の方までしびれや痛み、違和感が発生します。この原因は脊髄から枝分かれする神経根に対する圧迫などで生じるとされていました。もちろんそれも事実ですが、その神経のもう少し下の...
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腰痛のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

腰痛も日本人では国民病と呼ばれる症状のひとつです。単に腰痛といっても原因にはさまざまなものがあります。この中で最も多いのは、筋・筋膜性腰痛あるいは筋膜性腰痛と呼ばれるものです。骨などの異常がMRIなどで捕らえられる腰痛椎間板症、変形性脊椎症...
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歯ぎしり・食いしばりのボツリヌス治療の概要と学術的根拠

歯ぎしりは顎の左右の動きによって音を発しますが、食いしばりは上下の噛みしめが強く音が出ないという差がありますが、基本的には共通です。食いしばりは非常に多い症状ですが、歯ぎしりのように家族などが気づかないので本人も意外にも自覚していないことが...
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むちうち症(外傷性頸部症候群)のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

むちうち症は、交通事故の後遺症として生じやすいことがよく知られていますが、コンタクトスポーツでも類似の現象はしばしば生じます。     むちうち症は総称で、内容別にみると、頸椎捻挫、根症状、脊髄障害、さらに最近では脳脊髄液減少症を含めること...
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強烈な肩こりのボツリヌス治療の概要と学術的根拠

肩こりだけでなく頭痛もある場合は3)で紹介した緊張型頭痛ということになりますが、強い肩こりはあるが頭痛はない、という人はかなり多いはずです。肩こりにはマッサージ、柔軟運動などのほか、医療機関では、筋弛緩薬、湿布剤などの投与がされていますが、...
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群発頭痛のボツリヌス治療の概要と学術的根拠

完全に片側に現れる頭痛で、一日に1~2回、1回あたり1~2時間続く激しい痛みを示す頭痛です。この時期(群発期)が現れると1~2カ月続きます。この群発期は半年~2年に1回くらいあらわれます。他の特徴として約80%が男性で、頭痛発作中は痛い側で...